従業員貸付制度のメリット・デメリット

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従業員貸付制度のメリット・デメリット
お金を借りる先は、銀行や消費者金融だけではありません。勤めている先に借金をする制度が用意されている会社もあります。

大きなライフイベントに際してお金が足りないと、思うようなセレモニーができません。結婚や出産が重なって、どうしても物入りというときに検討できます。従業員貸付制度の詳細を知り、活用法を考えてみましょう。


会社にお金を借りる仕組み。従業員貸付制度とは?

従業員貸付制度とは、会社が福利厚生の一環として行っている制度です。消費者金融や銀行からお金を借りる代わりに、会社から借金をします。

お金のことで頭がいっぱいだと、仕事に身が入りません。悪質な会社から借金をして勤務先に嫌がらせがきた場合、社会的な評価にも関わります。社員の借金による会社としての損失を防ぐために、会社としてお金を貸すシステムになっています。

借りられる金額や利息は会社によってまちまちですが、有利な条件で借りやすくしていることも考えられます。返済方法は、給料支給とは別に行うのが一般的。

本人が同意した場合をのぞいては、給与天引きで返すということはありません。これは、労働基準法の「貸付金があるからといって無理に働かせてはいけない」という決まりをクリアするためのシステム。お給料の前払いとして支給日に相殺することも、基本的にはありません。


会社にお金を借りると何がいい?従業員貸付制度を使うメリット3つ

会社からお金を借りるとどんな良いことがあるのでしょう。主なメリット3つを見ていきます。

1.過剰な借金をしなくなる

お金を借りる先が会社となると、気軽に依頼するわけにはいきません。どんなことに使うのかを明確にした目的を持った借金しかできなくなります。会社からしかお金を借りないと決めた場合、娯楽・ギャンブルのために借金を膨らます心配がなくなります。現金をいつでも借りることができるとつい使ってしまうという、意思が弱い方に安心のシステムです。

名目上は用途自由とは言っても、出産費用・冠婚葬祭・自宅のリフォームなど具体的な理由があるときに使うものです。暮らしを楽しむためのお金は、ボーナスや普段のお給料の範囲でまかないましょう。

2.返済方法を社内担当者に相談可能

社内担当者は、お給料に関する事情を熟知しています。分割払いする場合、どのくらいなら無理がないかを配慮してもらえます。ボーナスの支払いが近い場合は、一括返済の相談もできます。

会社から借りているとは言え借金に変わりない以上、早く完済するにこしたことはありません。まとまった資金で一気に返済してしまえば、気が楽になるはずです。

お給料システムを理解してもらった上で柔軟な返済計画をたてられるのは、働いている会社に借りる大きなメリット。どんな支払い方法ができるかを、担当者に聞いてみるといいでしょう。


3.在籍確認におびえる必要がない

消費者金融や銀行からお金を借りる場合には、会社に在籍確認が入ります。担当者個人の名前で連絡がくるとは言え、抵抗を感じる方も多いでしょう。

従業員貸付制度を使えば、会社への連絡におびえる必要はありません。外部機関の審査を待つ煩わしさもなく、ことがスムーズに進みます。

悪いことをしているわけではないとは言っても、キャッシングに良いイメージを持たない方がたくさんいます。キャッシング利用を勘づかれて嫌なことを言われたくない方ほど、社内貸付制度を検討するといいでしょう。


一方でデメリットもある従業員貸付制度。利用前に詳細を把握する

従業員貸付制度はメリットが多いようですが、もちろんデメリットもある制度です。どんなことが考えられるかを見ていきましょう。

1.会社に恩を感じて退職しにくくなる

貸付制度を使っている間は退職ができないということはありません。退職してすぐに全額返金を求められることもないはずです。ただ、会社に良くしてもらっていると気持ちの面でやめにくくなるのが通常。

仕事がいやになってしまっても、返しきるまで退職を言い出しにくくなるものです。近々転職する可能性がある方は、制度の利用が足かせになることがないかをよく考えたうえで検討しましょう。


2.勤続年数によっては利用額の制限がある

従業員貸付制度は、役職や勤続年数によって限度額が変わります。入社1年目なら50万円・入社10年目以上の正社員なら200万円と言った具合です。一般的にお金がたりなくなるのは、入社してすぐのお給料が低い段階です。

従業員貸付制度だけではお金が足りないとなると、別の借入れを検討しなくてはいけなくなります。お金を借りる先が増えるほど、総返済額が膨らみやすいのが悩みの種。

自転車操業に陥ると、借り過ぎで首が回らなくなってしまいます。今の自分は会社からいくら借りられるのか調べたうえで利用を決めると安心です。


3.保証人が必要な場合がある

会社によっては、保証人を求められることがあります。家族に内緒で借りたいと考えている方にとっては、煩わしいシステムのはず。どうしても難しい場合には、保証人・担保無しで契約できるキャッシングが便利です。

いくら低金利で借りられる可能性が高いとは言え、周囲を借金に巻き込むのは勇気がいります。お願いできる人が周りにいるか考えた上で利用を検討してみて下さい。



貸付制度は必ず作らなければいけないものではないので、ない会社もあるはずです。会社の制度が分からない場合は、相談しやすい先輩社員に聞いてみましょう

福利厚生は、一生懸命働いている社員を応援するためのご褒美のようなもの。利用できるものは利用して、ますます仕事を頑張る活力にしてください。

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