結婚前にパートナーの借金額を調査することはできる?

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結婚前にパートナーの借金額を調査することはできる?
結婚は女性にとって一大決心が必要なイベントです。結婚した後に相手が大きな借金をしていることが分かったら、自分の人生設計がくるってしまうことがあります。

結婚した矢先に相手にもしものことがあると、借金を相続することも検討しなくてはいけません。人生の節目の決断に踏み切る前に、相手に借金がないか調べておきたいと考える方もいるでしょう。

逆に、男性が女性のお財布事情を知りたいと考えるパターンもあるはずです。浪費癖がある人が財産目当てで近づいてきたとしたら、悲しくなってしまいます。

ここでは、借金額を内緒で調べることが可能かという疑問にお答えします。あわせて、パートナーの借金に早めに気付く方法を見てみましょう。金銭的なトラブルは、人格を大きく変えてしまいます。相手を思えばこそ、危険な兆候には早く気付いてあげてください。


借金調査を行う業者はあるがおすすめできない

借金調査を主に行っているのは、探偵事務所。「借金調査」「サラ金調査」などの名目で、借金の状況を調べてくれます。費用は業者によってまちまちで、数万円程度になるはず。キャッシングの契約年月日・金額・残高・直近利用日など、詳細情報のレポートが受けられます。

ただし、借金の詳細情報を第三者が閲覧するのはプライバシーの侵害とされます。正規の消費者金融や銀行から借りている場合、ホワイトな方法で明確に借金額を把握する術はありません。

借金調査を行う事務所がどのように調べているのかはっきりとは分かりませんが、非合法な手段を使っていることも考えられます。たとえば、本人になりすまして信用情報の開示請求を行っていたとします。

複数社の借金の情報が一覧で分かるものの、詐欺行為に近い試みです。信販会社や消費者金融に内通者がいれば、その人を介して内容照会をする手もあります。

どんな方法をとっているにしても、堂々と公言できる手法ではないはず。非合法に近い業者を使ってまで、こっそりと内容を調べる必要はあるのかを今一度考えてみるといいでしょう。


借金の証拠を掴んで話しをする機会を持つこと

グレーラインの探偵事務所を使うよりも先に検討してほしいのは、借金の証拠をつかみ話し合いの機会を持つことです。

たとえば、お財布の中からプロミスのカードが見つかった・明細が落ちていて見てしまった・同棲中のマンションに見覚えがない先からの郵便物があって開いてしまった・知らない人の名前で自宅に電話が来ているなどの理由が考えられます。

借金をしている様子が見られて不安を感じている気持ちを、パートナーに伝えましょう。他人のお財布事情を気にすることは、気がひけるかもしれません。

彼氏・彼女の関係なら見ないふりすることもできますが、これから家族になる相手です。お金について話すことは、将来を考える上で不可欠なこと。二人の収入でどうやって生計をたてていくのかが見えないようでは、結婚生活が立ち行かなくなってしまいます。

明らかな証拠があるにも関わらず隠し続けるようなら、結婚を考え直すのも苦渋の決断。お金についてルーズな相手と一緒にいて、苦しむのは自分です。将来子どもができたとしても大きな借金を抱えたままだと、大切な我が子にまで苦しい想いをさせてしまうかもしれません。

家族ができるということは、二人三脚でどんな苦労も乗り越えていく決意の現れ。パートナーを疑うのは悲しいことではありますが、幸せな未来を作るためと割り切って本当のところはどうなのかを聞いてみましょう。


本人の同意を得られれば信用情報機関の開示請求が可能

話し合いをする中で本人の同意が得られるようなら、正規手段で信用情報機関に開示請求が可能です。JICC(信用情報機関の1つ)に手続きする場合には、以下の書類を用意して提出します。

1.信用情報開示申込書(代理人様用)
窓口に備え付けの用紙です。記入例に従って、正しく項目を埋めましょう。

2.手数料 1,000円(税込)

3.本人および任意代理人の本人確認書類
本人:運転免許証・写真付の住民基本台帳カード・身体障害者手帳・パスポート・在留カードまたは特別永住者証明書・各種保険証・住所確認可能な年金手帳・戸籍謄本(または抄本)原本・住民票 原本などから1点

代理人:運転免許証・写真付の住民基本台帳カード・身体障害者手帳・パスポート・在留カードまたは特別永住者証明書から1点
もしくは各種保険証・住所確認可能な年金手帳・印鑑登録証明書・戸籍謄本(または抄本)・住民票などから2点

4.開示対象者直筆の委任状

5.開示対象者の印鑑登録証明書 ※発行から3ヶ月以内の原本であること

開示結果は、対象者本人宛に郵送されます。代理人宛に送付することはできません。書面が届いたら必ず見せてもらうようお願いしましょう。結果を見れば、ローンやクレジットの契約・利用状況が分かります。

もちろん、借金額も一目瞭然。利用頻度や金額を一緒に見ながら、借金について話し合いができるはずです。最初に聞いた話しと食い違いがでてきたら、意図的な嘘か・無意識のうちに借金が膨らんでいるのかを確認します。

自分の正確な状況も分からなくなるくらい借金を繰り返しているようだと、やや危険です。キャッシング無しの生活は難しいと言わざるを得ません。

そこで見切りをつけるのか・キャッシング明細を見せることを条件に利用を認めるのかは、あなたの判断次第です。結婚してからこの状況に気付いたら後の祭り。多少気乗りがしなくても、事実関係だけはクリアにしておくことをおすすめします。


借金額はわからなくても素行から金遣いを推測可能

どうしても自分で相手を問いただすことに抵抗を感じるという方は、探偵会社の身辺調査でお金の遣い方を確かめる手があります。身辺調査とは、パートナーの尾行や張り込みをしたり親しい関係の人に聞き込みをしたりして相手の生活の仕方を確かめること。

パチンコに毎日行っている・買い物が好きで浪費癖があるなど、お金に関する考え方のヒントがでてきます。消費者金融の無人契約機に週に何度も行っているようなら、常習的な利用状況も分かります。借金が生活の一部になってしまっているとしたら、結婚後にすぐに変わるとは考えにくい状況です。

この方法のデメリットとしては、相手に知られてしまうと不信感を招くこと。借金の事実がなく本当は誠実な人だとしたら、自分が疑われていたというだけでも非常に傷つくことのはずです。

「面と向かって聞くのは気が引けた」などと言っても、相手の気持ちを逆撫でしてしまうだけ。もしものときにパートナーを傷つけるリスクがあることだけは、心に止めておきましょう。

金銭感覚がずれていると、結婚してもなかなかうまくはいきません。この先何十年と一緒にいる相手になるかもしれない人だからこそ、金銭トラブルは避けたいものです。

パートナーの借金が気になるなら、面と向かって話しをすること。相手と向き合う気持ちを持ちつつ、借金に関する事実確認を急ぎましょう。

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