指定信用情報機関のJICC・CIC・全国銀行信用情報センターの特徴

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指定信用情報機関のJICC・CIC・全国銀行信用情報センター
キャッシングの申し込みがあったときには、必ず審査が行われます。申告情報が正しいかどうかを確かめて、安全な貸し付けをするための行程です。この時に参照するのが、信用情報。3種類の信用情報機関のいずれかの会員になり、必要な情報の提供を受けます。


信用情報機関3種類の名称と特徴

かつては、5つの信用情報機関がありました。統廃合が進み、現在使われているのは3種類。国内金融機関は、必ずどこかに席があります。それぞれの特徴と主な加盟会社を見てみましょう。


1. 日本信用情報機構「JICC」

日本信用情報機構は、消費者金融のほとんどが加盟する信用情報機関。Japan Credit Information Reference Center Corpの頭文字をとって「JICC」とも呼ばれます。

2009年にシーシービーを統合してから、対応業種が広は拡大。信用供与を取り扱う会社の全業態をカバーする国内最大級のネットワークとなりました。

2010年に、内閣総理大臣が貸金業法に基づく機関として指定。公的な信用度が高い団体です。ISO基準を満たすなど、個人情報の管理態勢は万全。登録者のプライバシーが守られるよう、徹底した配慮をしています。

2. 全国銀行個人信用情報センター

全国銀行個人信用情報センターは、全国銀行協会が運営する信用情報機関。銀行の活動をサポートすることが、主な目的とされています。銀行はもちろん、銀行系クレジットカード会社も対象。官報情報を記録しているのが、大きな特徴と言われます。

官報を気にした方がいいのは、自己破産の手続きをした方。破産手続開始決定を受けてから、10年記録されます。銀行の住宅ローンや目的ローンの利用履歴も残っているので、支払いがとどこおっている方は注意が必要。自分の情報が照会された履歴を知りたい場合は、開示手続きをしてください。


3. シー・アイ・シー

シー・アイ・シーは、1984年、クレジット会社の共同出資で設立された信用情報機関。主にクレジットカード・信販会社が入っています。割賦販売法・貸金業法の指定を受けている唯一の機関。携帯電話の割賦販売・リース契約なども対象です。

保管されているクレジット情報の例をあげると、本人識別情報・契約内容・クレジット残高・請求額・入金額と履歴・延滞の有無など。知人のクレジット契約の保証人になった事実も、あわせて記録されています。公共料金の支払いをクレジット払いにしている場合は、延滞事実が残ることに。年間請求予定額を合わせて記録し、余力を超えた利用を防止します。

クレジット利用・支払いに関するほぼ全ての情報を網羅する情報機関。クレジットカードについての信用状態を確認したいなら、CICの情報開示利用を検討しましょう。


3つの機関の相互交流ネットワークは2種類

3種類の情報機関では、それぞれ独自の情報を持っています。信用力評価の信用度を高めるため、随時情報交換を行う仕組み。ネットワークの種類は、貸金業法の定めによるものと自主的運用組織の2種類です。

1.FINE(Financial Information Network)

貸金業法に基づき、日本信用情報機関とシー・アイ・シーが情報交換する仕組みです。このネットワークがあるからこそ、どちらかにしか所属しない会社でも精度の高い情報を得られます。共有する情報の例をあげると、下記の通り。


本人識別情報

氏名・連絡先・生年月日・勤務先の商号もしくは名称・免許証番号・配偶者貸し付けの場合は配偶者情報など。

契約内容に関する情報

各カード会社との契約年月日・貸付金額・利用残高・支払い遅延の状況など。


申込情報

審査などのため、貸金業者が情報を照会した記録。



記載情報に変更があれば、遅滞なく報告する決まりです。これは、貸金業法で決まっている明確なルール。各社がルールを守って運営すれば、常に最新の状況が記載されます。

新しいクレジットカードを作ったり、キャッシング利用をしたり。貸金業者と何らかの接触をすると、既存契約会社全てに筒抜けです。内緒で新しい契約をすることは、難しいと考えましょう。

これは、クレジット会社・消費者金融のどちらを利用する場合も同じこと。一方の信用情報機関にしか属さない会社だからと言って、際立って審査が甘くなることはありません。


2.CRIN (Credit Information Network)

全国銀行個人信用情報センターを加えた3つの情報機関が連携するのが「CRIN」です。延滞・代位弁済などの事故情報を共有するのが主な目的。過剰な貸付による多重債務を防ぐねらいがあります。

言い換えると、いわゆる「ブラック情報」が共有されるネットワーク。ただ、どの程度から記載されるのかは曖昧です。どのくらいさかのぼった履歴が参照されるのかも同様。どんな情報が載っているのか気になったら、各機関に開示請求をして確かめます。

もう一つの大切な役割は、本人申告情報の共有。たとえば、免許証を紛失したとき。あるキャッシング会社に申し出ると、CRINに記録が残ります。免許証を悪用して貸金業者と契約しようとしても、申し込み時点でストップがかかるはず。成り済ましで勝手に契約されないようにして、利用者を守る工夫です。

ブラック情報が一度掲載されると、一定期間ネットワークに残ります。ごくまれなケースではあるものの、同姓同名情報が間違って記載されることも。信用状態に問題がないと思われるのに審査に通らないという方は、一度照会をしてみましょう。

キャッシングならまだしも、住宅ローンやマイカーローンに影響すると厄介です。夢に描いたライフプランの変更を余儀なくされます。身に覚えがない記載があったら、なるべく早く訂正してもらうこと。登録作業を行うのが人間である以上、どうしても間違いは起こります。正しい情報をもとに審査を進めてほしいなら、定期的に開示請求をするより他ありません。

信用情報機関は、安心してキャッシングできるようにしてくれるセーフティネット。邪険にしないで、上手なおつきあいをしていきましょう。

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